フランスの生殖補助医療が直面している問題について、EU諸国で女性一人当たりの出産率がトップであるフランスでも、生殖補助医療の成功率は約25%でしかなく、生まれてくる赤ちゃんの約3.4%が生殖補助医療を受けて生まれている。
治療費用の100%が健康保険の適用範囲で行われているが、最新の機器が発売されても、保険で治療費用の全額カバーできるかどうかを審議にかけなくてはならないので、なかなか購入しにくいということがある。
また、生殖の仕組みに関する知識不足も問題で、性教育は義務教育の一環であるが、時間数が少ないため、生殖の仕組みに関して無知な若者が多い。不妊の原因は女性因子約30%、男性因子約30%、女性及び男性因子約30%であり、残りの約10%は因子不明、そして環境汚染、偏った食事、喫煙、肥満などが理由とされている。
欧米では、子どもができないのは「女性の落ち度」と考えられてきたが、男性にも定期検診が必要であることが示唆されている。
引用元：https://news.yahoo.co.jp/byline/puradonatsuki/20221105-00321994/
