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HPVワクチンの有効性が明らかに 子宮頸がんリスクを63%低下

HPVは性感染症だが、風邪のような症状は表れない。代わりに、尖圭コンジローマや子宮頸がんの原因となることがある。日本では子宮頸がんは年間約1万人が診断され、1日あたり約8人が命を落としている。

HPVワクチンはがんを予防するために有効だが、日本では接種率が低下している。ワクチン接種後の症状への懸念から接種勧奨が差し控えとなった。しかし、スウェーデンの研究によると、接種により子宮頸がんのリスクが63%低下することが分かり、非常に効果的であることが明らかになった。

さらに、17歳以下で接種を完了できた場合には、88%の発症リスク低下が報告されている。HPVワクチンは、初めての性交渉前に接種することが望ましいとされるが、性交渉の経験がある女性でも接種をすることができる。

27歳から45歳の女性は医師に相談して接種することを考える必要がある。副反応は、接種部位の腫れや痛みなどが起こることがある。HPVワクチンはがんの予防に非常に有効であり、日本では接種率を上げていく必要がある。

感想:ワクチンの接種勧奨が一時的に差し止められたことにより、HPVワクチンの接種率が低下している現状は非常に憂慮すべきものである。しかし、世界中で行われた多くの研究から、HPVワクチンの有効性や安全性が証明されており、日本でも再度接種を勧めることが必要である。

性感染症であるHPVに感染することを避けるためには、若い女性に対する接種が重要であるとのこと。今後、接種率を上げていくためにも、HPVワクチンに対する正しい知識を広め、啓蒙活動をすることが必要であると感じた。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/shigemidaisuke/20210304-00225540/

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