大阪大学の研究グループが実施したインターネット調査の結果、娘の親友がHPVワクチンを接種したことが、自身の娘も接種に前向きになる「親友効果」が、接種促進につながる可能性があると報告された。
調査では、ワクチン接種率が低下した2000年以降に生まれた娘の母親であるグループ2とグループ3では、「娘の親友が娘より先にワクチン接種を受けた」ことがワクチン接種を最も前向きに考えさせられるという結果が出た。
研究グループは、「ワクチンを接種した女性が親しい友人に接種を勧めれば、親友効果によって娘への接種をためらっている母親に対しても良いニュースが広がるだろう。HPVワクチンの接種を再び社会的規範に位置付けられれば、社会的な集団心理がワクチン接種率のさらなる改善を促進する可能性がある」としている。
感想: HPVワクチンの接種率が低くなっている現状を受けて、このような親友効果があることは朗報だ。娘の友人が先に接種することで、母親たちが前向きになることが期待できるため、接種率の改善につながると期待される。
また、友人同士がお互い勧め合ってワクチン接種を促進することで、社会的規範が再び確立され、接種率が改善されることを期待したい。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/f02a1f7e57098389505fdc919239173380088d8c