厚生労働省のエイズ動向委員会は、新たにエイズウイルス(HIV)の感染が判明した人数が2022年に前年比で187人減の870人(速報値)で6年連続で減少したことを発表しました。
一方、2022年の検査件数は73,104件(確定値)で3年ぶりに増加したものの、新型コロナウイルスの流行前の2019年と比べて半数程度の水準にとどまっています。
白阪琢磨委員長は、「検査控えなどの影響で感染者を十分に把握できていない可能性もある。保健所や医療機関での検査を積極的に利用してほしい」と話しています。
感染者数が減少したことは、エイズ対策の取り組みの成果であると考えられます。しかし、検査件数の増加が完全な成果の証明ではなく、検査が十分に行われていない可能性があります。
エイズ対策は、検査とその後の医療行為が欠かせません。検査後は、適切な医療機関で治療を受けることが重要です。感染の早期発見と適切な治療が、エイズによる被害を減らすために必須であることを再認識しました。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/6d8f74340a7b95d2477faea97620e033de7fb0a9