喫煙者はインフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすく、免疫系に悪影響を与えることが研究から分かっている。タバコに含まれるニコチンが免疫機能を下げ、感染症にかかるリスクが高くなる危険性がある。
特にタバコを吸っている場合は、予防ワクチンが効果を発揮しない可能性がある。マウスを使った実験では、煙を吸ったマウスの肺のT細胞の生成が抑制されたことが明らかになっている。
しかし、ニコチンには免疫抑制作用がある一方で、抗炎症作用もあるなど矛盾する結果が出ている。喫煙は感染症にかかるリスクを高めるだけでなく、ヒトパピローマウイルスやヒト免疫不全ウイルスなどのウイルス感染にかかりやすいことが報告されており、禁煙が必要だと考えられる。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190122-00111996/