新型コロナウイルス感染症が肺炎を引き起こすことは広く知られている。しかし、肺炎の原因診断は非常に難しく、新型コロナ感染症の判別を難しくしている。
これについて、感染症研究の専門家の医師、松田和洋氏に聞いた。松田氏は、「肺炎というのは、肺に炎症が起きる病気で、細菌やウイルスによる感染症になる」と説明している。
肺炎は、大きく院内肺炎と市中肺炎に分けられ、新型コロナ感染症は市中肺炎の中の非定型肺炎に分類される。肺炎の診断には、聴診器による診断の後、血液検査や画像診断(末梢血白血球増加、CRP陽性、赤沈亢進、胸部X線、CTスキャンなど)をしてみることがあり、血液検査で身体のどこかに炎症が起きているか、画像診断で肺に炎症が起きているかどうかを診断する。
松田氏は、病気の原因を判断することが重要であり、臨床医は肺炎だけでなく、その原因を探る必要があると訴えている。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200419-00173569/