国立感染症研究所は3月28日、感染症発生動向調査週報2023年第11週（3月13日～3月19日）速報データを公表し、今年に入ってからの新規梅毒報告件数は160件増加し、累計報告件数は2,846件になったことを発表した。
昨年同期比で累計報告件数が43.2％増加しており、年間の新規感染者報告件数が2万人台に達する可能性があると述べた。東京都での報告件数が最も多く、628件から731件に増加しているとのこと。
HIVについて、新たに12件報告されて累積件数は174件と前年同期とほぼ同じ水準であった。 また、サル痘についても11件の報告があり、今年度の累計は45件になっていて、昨年同期には累計0件だったことから注意が必要だ。
最後に、全国のインフルエンザ報告数は4万1319件で、定点当たり8.42件となり、前週より全国で1万3477件、定点当たり2.65減少し、感染性胃腸炎の報告数は1万6767件あり、定点当たり5.36件となっており、減少傾向が続いていることが報告された。
感染症に関する予防啓発が必要であり、風邪をひいた際にはマスクの着用や、手洗いなど基本的な予防を実践する必要があると考えられる。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/48c89826b0a09e345bc2ea9a90bcb62860135713
