新型コロナのワクチンとして知られるメッセンジャーRNA（mRNA）ワクチンの技術が、がん治療薬やがん免疫療法などの治療方法にも応用されるようになっている。
米モデルナや米メルクは、臨床試験結果を発表し、独ビオンテックはがん免疫療法の臨床試験を開始する。ネイチャー誌は、マラリア・結核・性器ヘルペス・帯状疱疹などの感染症に対する臨床試験の成功を期待しており、多様性に富む基礎研究が未来を切り開くと述べている。
一方で、中国では新型コロナの感染が拡大しており、mRNAワクチン開発に遅れが生じている。mRNAワクチンは、脂質分子でくるまれた壊れやすいmRNAが体内に届き、免疫を増強するたんぱく質を生産する技術である。
新型コロナの場合、着実な基礎研究が実用化につながり、今後も多くの感染症に対する新しい治療法の開発に期待される。
感想：mRNAワクチンの技術の応用範囲の拡大に驚きました。新型コロナのワクチンとして実用化されたmRNAワクチンの開発に着実な基礎研究があったことは、技術の応用範囲が広がることを示しています。
今後、様々な感染症に対する新しい治療法の開発が期待される中、中国のワクチン接種率の低さと有効性が低いとされる従来型ワクチンの問題が浮き彫りになりました。
基礎研究の重要性を改めて認識した記事でした。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/126c781740349e6203e37247724682d881f89348
