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刑法改正で「強制性交罪」から「不同意性交罪」へ、その意味と今後の展望

日本の性犯罪に関する刑法が2017年に大幅に改正されたが、その後も改善を求める声が上がっており、2月中に改正法案が国会に提出される予定であることが伝えられた。

改正で「強制性交罪」が「不同意性交罪」に変更される方針が示されており、これは性暴力の被害当事者団体や支援者らが求めてきたものである。しかし、内心の判断についての議論や同意を明示的に取る文化がないことなどから慎重な議論が続いていた。

試案の中には、被害者の抵抗を奪えることがある現実を踏まえたものであったが、被害者側がどれだけ抵抗したかを証明する必要があったため、当事者団体らから反発があった。

そのため、要綱案の中で試案にあった「拒絶困難」の文字が削除され、「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ」に変更されることになった。

また、罪名が「不同意性交罪」に変更される可能性が発表されたが、これは当事者・支援団体からの訴えかけや世論の高まりがあったためである。改正によって、性犯罪・性暴力に対する意識が変わることが期待できる。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/20230308-00339514

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