先月、元AV女優の紅音(あかね)ほたるさんが32歳で亡くなった。
生前、彼女はHIV予防やコンドームのつけ方など性教育に力を注ぎ、2010年には一般社団法人を設立した。
紅音さんが活動を通じて伝えたかったことについて、赤枝六本木診療所院長で衆議院議員の赤枝恒雄氏が「取り組みの姿勢は非常に真面目だった。仕事がない日はほぼ毎回来てくれた」と述べた。
きっかけは、産婦人科医の赤枝氏が始めた活動「ガールズガード」であった。
当時、六本木で第二次援交ブームと呼ばれ、未成年者が性感染症に苦しむなどの問題が起こった。
そこで、六本木に無料相談室を開設するなど、性教育の啓発活動をしていた。
また、ガスパニックやジャマイカのクラブバーでは、コンドームのつけ方教室や無料エイズ検査を行っていた。
そして、飯島愛さんの後を引き継いで、AV引退後にガールズガードに参加した紅音さんは、週1回、多くの人にコンドームのつけ方を教えた。
彼女は「『検査を受けませんか?』と呼びかけていた」と評価されている。
紅音さんは、性教育に真面目に取り組み、若者たちに健全な性生活を送ることの大切さを伝えた。
ただ、彼女の過去は批判を受けることもあったが、その過去を認知せずに彼女がしてきた性教育への貢献を評価し、彼女の思いを受け継いでいくためにも、性教育に対する理解を深めることが必要であると感じた。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/04a1fd4fe8cfa96d95e432804193c5d51e85532a