今年、2022年に日本で報告された梅毒の感染報告数は過去最多の3677件に上り、そのうち40倍もの感染報告が女性から報告されていることが明らかになった。
この報告数は20代女性の感染が大半であることがわかっている。この梅毒感染を防ぐために、東北芸術工科大学の学生である早坂緋奈乃さんが「COMAMORI」という商品を開発した。
この商品は、女性にとって、手軽にコンドームを持ち歩くことができる可愛らしいお守りケースで、その中にコンドームが入っている。早坂さんによれば、「日本の避妊方法は4分の3ぐらいがコンドームだが、避妊の選択を女性がすることは難しい」と語っている。
男性側が保持するコンドーム違和感がある中、早坂さんは、女性が荷物の中に入れておけるようなコンドームケースをアイデアとして実現した。また早坂さんの開発した商品と同じく、大阪出身の建築デザイナーakaneさんと友人のWEBデザイナー・コガモさんによって開発された商品もある。
それは「sobani」という、飾りのように見えるおしゃれなケースで、中にコンドームが入っている。akaneさんによれば、「自分の身を守るための商品を気軽に買えるようになる必要がある」と、女性が買いに行く行為に対する抵抗感や店員の目線について話している。
また、多くの女性がコンドームを保管する際に、見えるところに置きたくないということで、sobaniでは、キャンドルやボディケアグッズと共に、置いておくことができるよう、視覚的に馴染みのある商品を作り上げた。
いずれの商品も、女性自身が性感染症を防ぐことができるよう、より手軽な方法を提供することを目指していることがわかった。
感想:統計によると、昨年日本で報告された梅毒の感染が過去最多になったことから、早坂緋奈乃さんと大阪出身の建築デザイナーakaneさんが、女性が性感染症を予防するために手軽にアイデア商品を開発していることは喜ばしい。
女性がコンドームを荷物に入れて持ち運びやすいように、居場所や保管場所に違和感を感じないよう、視覚的に馴染むような工夫をしていることはさらに良い。
感染症予防のために、より手軽にヘルスケアを提供している企業や個人が存在することは、特に若者層にとって良い刺激になると思います。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/648442741753a4c7a17f8d21847c46f4c2476c43