日テレNEWSによると、日本では1万人以上が子宮けいがんと診断され、毎年約3,000人がこの病気で亡くなっています。この癌の主な原因は、性行為で感染する「ヒトパピローマウイルス」ですが、この感染を防ぐためのワクチンがあります。
井出智さんは、子宮けいがんが再発、転移、そして去年10月に余命3か月と診断され、自らの経験を発信して、この病気の意識を高める活動を行いました。
井出さんによれば、ワクチンを接種することで救われる命があると、この病気を予防することの大切さを訴えました。
日本は、このワクチンを6年生から高校1年生相当の女性に定期接種として無料で提供しています。しかし、10年前には、このワクチン接種後、様々な症状が出たとの訴えを受けて、国は接種を“積極的に呼びかけること”を一時的に中止しました。
去年4月に再開し、2022年4月から9月の期間には、1回目の接種率が約30%にまで上昇しました。しかし、この数字は海外の80%に比べて低いものとなっています。
ところが、今月からは、子宮けいがんの原因となるウイルスの約9割を予防できる「9価ワクチン」の無料接種が始まりました。1997年度生まれの女性までこの接種を受けることができ、子宮けいがん予防は新たな段階へと進んでいます。
井出智さんは、自身の経験から、ワクチン接種を奨め、早期発見と検査の重要性を訴え、多くの人にこの病気について正しく理解し、注意を呼びかけたいと考えています。
しかしながら、井出智さんは、このインタビューの後、非常に厳しい状態に置かれていることが報じられました。この病気は、早期に発見し、適切に治療することが非常に重要であることが明らかになっています。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/50eb233ee69165955c241f3cd87a3baf704bb890