女性同士の友情が注目されている昨今、フェミニズムという考え方が多様化の時代に注目され、女性の社会的、政治的、経済的権利を男性と同等にし、女性の能力や役割の発展を目指す主張や運動が行われている。
しかし、現実はうまくは行かず、地方在住の信子さんは高校時代からの友人・純子さんから繰り返し「離婚して、自分の人生を取り戻しなよ」と言われ、悩まされている。
夫は外では人当たりがよく、PTAや町内会にも参加しているが、自宅では気難しい言動を見せ、定年退職後はささいなことで口論を繰り返すようになった。
40年前、結婚当初から信子さんは夫に対し拒否反応を示したことから、夫は浮気をし、相手に金品を貢いでいた。夫の行動に伴い信子さんはお勤めをし、子供たちを育てるために実家の援助を受けたが、家族には一切話を聞かれず、一人で家事をこなしていた。
信子さんは境遇が似た女性たちと会話し、今も誰かと話をすることが唯一の発散となっている。信子さんは「どの夫婦もそんなものだ」として離婚をしない理由を述べるが、フェミニズムという考え方が注目される現代において、女性が社会的地位を高めることが何よりも大切であることを考える必要がある。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d165c8e23244f6e1063d82aef7036e27fd50e4