今回の記事では、HPVワクチンについて紹介されています。HPVはヒトパピローマウイルスの略で、性器や子宮頸部にイボやがんを引き起こすウイルスです。
性的接触によって感染する可能性があり、女性の50〜80%が一度は感染しているとのことです。一方、HPVワクチンは感染を防ぎ、がんや前がん病変を予防する効果があります。
スウェーデンでの大規模調査で、子宮頸がんのリスクが10〜30歳の対象者で63%も減少したことが報告されています。ただし、性交渉をしてしまってからHPVワクチンを接種しても効果はありません。
これまでのHPVワクチンは2種類と4種類のものでしたが、今回、9種類のHPVワクチンが定期接種となりました。HPVは100種類以上ありますが、9種類のワクチンで予防できる種類が増えたことはとても良いことです。
HPVワクチンは初めてのセックスをする前に接種するのが最適なタイミングですが、性的パートナーが変わるたびに接種することも有効です。しかし、性器疾患に対する偏見があったり、ワクチンの副作用に不安を感じている人がいるため、定期接種率はまだまだ上げる必要があります。
性教育が必要なことは言うまでもありませんが、親子でのHPVワクチン接種も大切だと感じました。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/7ff204d53812f561e4b5f7b0804fede73329d6e4