今回のニュース記事で報道されたように、梅毒の発生件数が増えていることが明らかになった。梅毒という病気は、性行為によって感染するため、性感染症の一つとされている。
また、母子感染も存在し、先天性梅毒という生まれつき持っているケースもある。この場合、治療をしなければ、流産や妊娠中に罹患した場合は重大な症状をもたらす可能性がある。
梅毒に関する症状は、病期によって異なり、第1期梅毒では初期硬結や硬性下疳などが現れ、第2期梅毒ではバラ疹が見られる。第3期梅毒では、未治療の場合は潜伏期梅毒へと移行し、全身の臓器が侵されることがあり、神経梅毒に至っては致死的となることがある。
検査方法には、STS法やTP抗原法といった2種類の代表的なものがあり、感染しているかどうかを確認することができる。しかし、注意しなければいけないこととして、生物学的偽陽性という検査結果が陽性になる、つまり梅毒に感染していないが同じ脂質を産生する疾患や状態によっても陽性になる可能性があることである。
このようなことから、梅毒に感染してしまった場合は、早期に治療を行うことが重要となる。特に、治療しなければ、致死的となることがあることから、注意が必要である。
今後も、感染症について、正しい知識を書いた記事を増やし、感染予防につなげることが大切であると思われる。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20230419-00345709