2021年7月22日、厚生労働省は手軽に利用できる新型コロナウイルス感染症の抗原検査キットを一部の家庭に無料で提供することを発表した。今回の取り組みは新型コロナウイルス感染症に対して民間企業との連携も取り入れたもので、無料配布キットにはPDFファイルでQRコード付きの説明書が記載されており、抗原検査キット自体は民間企業が供給するものを使用する。
家庭で手軽に利用できることから、日々の健康管理に活用することを呼び掛けている。
この提供キットは厚生労働省が推奨する方法で抗原検査を行うことが可能である。また、民間企業が提供する検査キットには品質管理に関する取り組みが求められており、キットの販売元は良好な品質管理のシステムを整備していることが審査の条件となっている。
一方で、この提供キットには、感染症予防対策の中核である「自己管理」について、誤った理解を生む可能性も指摘されている。検査キットを利用することで、健康管理には役立つものの、抗原検査の精度には限界があり、陰性と診断されても24時間以内に感染をした場合は、検査で陽性反応が出る前に症状が現れることもある。
そのため、検査の結果によって安心せず、、体調を含めた自己管理を徹底することが大事である。
このように、手軽に利用できる抗原検査キットについて、厚生労働省が無料配布を行うことが明らかになった。今後、民間企業との連携を取り入れ、感染拡大防止に役立つ新しい取り組みが求められる。
また、キット利用に関しては適切な理解と自己管理の徹底が大切である。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/2f6476bba934e07b51a46bd7124fbe398129bd98
