100年に1度のパンデミックがもたらしたものは、健康面の脅威だけではなかったとのこと。新型コロナウイルスの流行でストレスや不安を感じる人が増え、自殺率が上昇した。
格差が拡大し、教育の機会も制限されたことで、社会の脆弱な部分が狙われ、弱いものが一段と力を落としたことが明らかになった。日常生活にも大きな影響が及び、教育現場においてはオンライン授業や分散登校、入学・卒業式のリモート化、行事・部活動の中止などが最大の変化となった。
家庭でも通信機器の整備や子どもの在宅時間が長くなることで多くの負担が強いられた。日本でも自殺率が大きく上昇したことが示され、支援が行き届かない人々がいることが指摘された。
このような状況下で、コロナ世代と呼ばれる今後の子どもたちの状況についても注目が必要である。全世界において18億人の子どもたちがロックダウンによって学校での授業を受けることができなくなったことが、経済協力開発機構の報告書で指摘されている。
学齢期の子どもたちは新型コロナに対してもっとも脆弱であり、今後に深刻な影響を与えたとのこと。世界中でマスクをかなぐり捨て、高揚感を味わっているものの、また次の波におびえている現状には、私たちは感染症対策がいかに重要なものであるかを改めて認識させられる。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e7720d9060585f02fd9baba5d6e99d605e3c9032