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米国で性感染症が急増、なぜ?コロナ禍が原因になっているだけでなく、偏見や資金不足も原因に

新型コロナウイルスのパンデミック以前と比べて、淋病、梅毒、先天梅毒が米国で増加しています。これらは予防可能で早期発見すれば治療が可能ですが、これらの性感染症が増加している理由は何でしょうか?

CDCによると、米国で性感染症の報告件数は、合わせてクラミジアを含めて250万件以上にのぼり、前年から6%増加しています。しかし、これらは報告された数に過ぎず、実際の感染者数は報告された数よりも多いでしょう。

新規感染者の半数は15-24歳の若年層で、黒人は他の人種よりも多くの性感染症感染者を出しています。男性と性行為をする男性(MSM)も梅毒やHIVに感染しやすい傾向があります。

米国では性感染症に対する偏見や健康プログラムへの資金の減少、性教育の不足も影響しています。コロナ禍が起こる前から、性感染症患者は着実に増加しており、コロナ禍以降に性感染症が増加したのは一部の原因に過ぎません。

CDCは、性感染症が減る兆しはまだ見られないとしています。

地域の保健機関は、地域社会に適したケアを提供する責任がありますが、連邦政府の資金に大きく依存しているため、20年間ほぼ同じ水準であった性感染症予防のための連邦政府予算増加が必要とされています。

私たちは、定期的に検査を受けたり、パートナーを変えたりした場合には検査を受けたり、交際を始める前には検査を受けることが重要です。また、梅毒は早期発見できるため、母子感染を防ぐこともできます。

医療制度や公衆衛生に健康格差があることが明らかになっているため、より包括的な予防戦略が必要とされています。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/f22542e3981a65e4f0ac735dd54754a8e5966846

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