国内の梅毒感染者数が2022年に約1.65倍の12,966人に増加し、2023年の第15週には全国で4,086人の感染報告がありました。梅毒は、性的接触によってうつる感染症であり、感染すると小さなしこりや発疹ができ、消えても体内に潜み続けるため、放置すると臓器に病変が生じ、一部の患者は死亡することもあります。
感染症の専門医は、神経梅毒の症例があることを示唆し、重症化の可能性に警鐘を鳴らしました。梅毒感染者の男女の比率は、およそ7対3で、20〜50代の男性、20代の女性の報告数が多く、女性は10代20代で男性を上回っています。
妊娠中の梅毒感染は特に危険で、死産や早産、異常児が産まれるリスクがあることが強調されました。また、コンドームの使用によって予防が進められますが、100%予防できるわけではないので、感染への注意が必要です。
一般的に、梅毒の検査は医療機関で行われますが、地域によっては無料で検査が行われるところもあるので、感染が心配な方は相談して検査を受けることが重要です。
梅毒は、治療が可能な病気ですが、病原体は体内に残るため、専門医の指示に従って適切な治療を続ける必要があります。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/223f94c7ae71080062c7e27a33da83b443831feb