更年期に入ると女性はホルモンバランスの乱れにより、デリケートゾーンに様々なトラブルを抱えるようになることがあります。このような症状は閉経関連尿路生殖器症候群（GSM）とされ、50歳以上の女性の50％前後が該当するとされています。
それに対し、本記事では、泌尿器科・婦人科の女医である二宮典子医師が、GSMによるトラブル解消＆腟の正しいケア方法を紹介しています。
デリケートゾーンの痛みには、個人差はありますが、痛む場所は、陰核（いんかく）と包皮、小陰唇、腟前庭部の３つが挙げられます。更年期になるとこれらの部位が潤いを失って弱くなるため、粘膜が乾燥して皮膚や粘膜が弱くなり、炎症が強くなります。
年齢変化による粘膜の変化だけでなく、ストレスなどによるホルモンバランスの崩れも痛みを増強する要因となるため、適切なケアが必要です。
痛みのケアといっても、原因がわからなければ正しいケアをすることはできません。痛くなる前に対処することが大切であり、デリケートゾーンの痛みの解消法として、痛くてもリラックスすること、血流を改善させること、痛む部位を保護することの３つが挙げられます。
痛みを考えない時間を作ることが理想であり、ストレッチなどで全身を動かして血流を改善させながら、リラックスすることが大切です。また、日常的にデリケートゾーンを観察して、痛い部分を保護するためにワセリンなど刺激のないものでケアをすることも重要です。
痛みが続く場合には、新しい細胞を呼び込むようなマッサージを行うこともおすすめです。
この記事は、更年期に入る女性がデリケートゾーンの痛みに苦しむ中で、それがなぜ起こるのか、どのようにケアすると良いのかについて、女医のアドバイスが紹介されています。
女性の体に関する正しい知識を得ることが、自分自身の健康維持に必要であり、特にデリケートゾーンのケアに関しては、適切な方法を知ることが大切だと感じました。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/58b224205452b7b4ef875097da372c882b58b25e
