東京初期衝動が、年末年始をまたぐ全国ツアーのファイナルでライブを行った。会場は、もともとショータイムのあるグランドキャバレーだった東京キネマ倶楽部で、爆音とエモーションに拍車がかかるステージとなった。
しーなちゃんの「Becauseあいらぶゆー」という曲で始まり、すがるような“あいらぶベイビー”の連呼から、おもむろにマイクを片手で取って“殺しておけばよかった”と叫ぶと同時に、演奏もテンポアップしてパンキッシュに炸裂した。
しーなちゃんは初っ端から、オーディエンスが前のめるフロアへダイブした。彼女は、“大嫌い、大嫌い、大嫌い”と叫びながら、口に含んだ水をフロアに吹きかけるパフォーマンスも見せた。
そして「高円寺ブス集合」を歌い、さらに「愛うぉんちゅー」や「トラブルメイカーガール」などの曲を演奏した。後半は、『らぶ・あげいん』収録の「俺流サニーデイ・サービス」から空気を変えた。
タイトル通りのソレっぽい曲で、ゆらゆらたゆたうようなグルーヴがジワッと温かい。「ボーイズ・デイ・ドリーム~ドッカンver~」は、穏やかなテンポでのアンサンブルが楽しげで、しーなちゃんににこやかな表情が浮かんでいた。
そして、最後には、東京初期衝動の代表曲「再生ボタン」でフロアを巻き込んで熱狂していた。東京初期衝動は、パンクなガールズバンドとして音楽シーンに登場し、音楽性の幅も多彩に広げ、昨年11月にはミニアルバム『らぶ・あげいん』を発売した。
しかし、彼女たちにはパンクバンドとしてのルーツがあり、今回のライブでも、そのルーツを感じさせるパフォーマンスを見せた。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/6c125e4771a17617d7dbecd7c3220b555844bd71