ニュース

2015年度の国民医療費が過去最大の42.3兆円に 高齢化よりも「医療の高度化」が最大要因

日本の医療費が過去最大の42.3兆円(総額)に増加したことが分かりました。この増加の最大の原因は「高齢化」ではなく、「医療の高度化」であることが厚生労働省の資料からわかりました。

新しい治療法、薬の開発が進む中で、これまで治療不可能だった病気が治癒できたり、成績の改善がみられるようになっており、薬の価格も高額になってきていることも要因の一つとなっています。

この問題に対して、厚生労働省は高額な薬が広く使われた場合、値下げをする仕組みを作っていくことを目指しています。しかし、リスクもあります。海外で開発された薬が値下げの対象に入らない場合、海外の製薬会社が、日本で薬を販売することに消極的になる可能性があり、難病を劇的に治療できる薬が日本に入ってこなくなることが懸念されています。

今後、医療技術の「価値」に注目して適正な価格を設定する仕組みが必要となっていくかもしれません。現在、医療費増大の問題に対して、費用対効果評価に基づく再算定や、12品目について値下げの決定が行われています。

ただ、この取り組みは、治療の「切り捨て」につながる懸念もあり、医師側からの慎重論やリスク管理も求められています。どうすれば良いのか?現在は、治療法のなかで優れた方法に対しても従来と同じように保険でカバーしているため、製品の質に対してお金を払いたい消費者や、多少質が落ちても手ごろな価格で治療したい消費者の意見が分かれています。

今後は、価値に対して値段をつける仕組みが必要かもしれません。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20160919-00062279/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。