フランスでは、これまで軍人になるためには健康診断を受ける必要があり、健康診断を受けるとＨＩＶ感染の場合は「適格外」とされていました。しかし、今後は、性病キットなどで自己検査をすることで自分自身が感染しているかどうかを認識し、抗レトロウイルス治療を受けることで管理することができるため、ＨＩＶ感染者の軍入隊が可能になることが明らかになりました。
ダルマナン内相が提案したこの方法は、昨年１１月から多くの公務員組織で採用されましたが、今回、軍人にも適用されることとなりました。これにより、ＨＩＶ感染者が軍人になることができるようになり、障害や差別のない社会の実現につながると考えられます。
最近の医学研究によると、抗レトロウイルス治療を受けることでＨＩＶ感染者からはＨＩＶが検出されず、また、ＨＩＶを伝播しないレベルで管理することができることが明らかになっており、このことからも、軍入隊におけるＨＩＶ感染者の受け入れは、健康上の問題はないということが証明されたと言えるでしょう。
これにより、ＨＩＶ感染者に対する偏見や差別をなくして、より多様で包括的な社会の実現につながることが期待されます。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/0faa10351bbf8fcff73ff86429edf7b48e6a8276
