感染症は、人類史の中で常に存在し、過去100年でも多くの人命を奪った。しかし、BCGワクチンや抗生物質のストレプトマイシンなどによる治療や予防法が開発されたことで、感染症の抑制が進み、生活の質が向上してきた。
天然痘は種痘の開発によって根絶に成功し、マラリアやリンパ系フィラリア症、根絶ではなく抑制された地方病もあった。
しかしながら、エイズや薬剤耐性菌などによって、一時的に抑制に成功した感染症が再燃することもあった。また、新興感染症も登場し、SARSやMERS、そして新型コロナウイルスなどの感染症が広がっている。
ここ100年で感染症と人類の関係が大きく変化したことが指摘されており、感染症による死亡率は減少してきた。そのため、生活習慣病のような非感染症が死因として重要な位置を占めるようになった。
ただし、感染症は人類とともに存在する問題であり、世界保健機関や各国政府、財団などが研究や資金提供を行って感染症の抑制に尽力している状況にある。
感染症と戦ううえで、過去の経験や知見は重要だと言える。また、新しい技術や知見が登場する中でも、エンデミックの抑制や予防法の開発が重要な課題であり、これらに注力しながら感染症と向き合う必要があると言える。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/18b50f1ebe230002996c25a44162cbb204f96a16
