昨年には流行しなかった手足口病が九州を中心に流行し始め、東京でも増加傾向にあることが報じられています。手足口病は、手や足、口に水疱ができるウイルス性の夏風邪で、例年夏から秋にかけて流行します。
手足口病の主な原因ウイルスはコクサッキーウイルスA16型であったが、今年はコクサッキーウイルスA6型やエンテロウイルス71型の流行も見られており、これらのウイルスの特徴について解説されています。
コクサッキーウイルスA6型による手足口病は、典型的な水疱以外にも、大きな水疱や爪甲脱落症を引き起こすことがあり、見た目が異なることに注意が必要です。
手足口病に対する特別な治療法はなく、対症療法が基本になります。特に小児の場合、長期にわたって便中からウイルスが排泄されるため、処理に配慮し、手洗いや食器類の共用に注意が必要です。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta/20211121-00269035/