国立感染症研究所によると、今年の梅毒の感染者報告数が、1999年以来の調査方法で最も多いとされ、昨年の同時期に比べても約1.4倍になっている。
これは3年連続で報告数が増え、最多更新が予想されている。梅毒は性器等にしこりができた後に全身の発疹やリンパ節の腫れが出る病気で、初期症状は軽いが、放置すると将来、脳や心臓による合併症が引き起こされる可能性がある。
都市部で多い患者数には、東京が最多で、大阪、北海道、愛知、福岡と続いている。
理由ははっきりとしていないが、SNSで不特定多数との性行為や性風俗店の利用などが原因であるとの指摘もある。日本性感染症学会監事の川名敬・日本大主任教授は、コンドームの使用が予防に効果的であり、性器にしこりや発疹がある場合には、医療機関や保健所で検査を受けるよう呼びかけている。
女性の場合、感染が原因で妊娠した場合に、胎児に「先天性梅毒」が発生する危険性があるため、十分な注意が必要であると述べている。
こうした報告は反省すべきことである。検査や予防策を怠っていると、自分自身だけでなく、パートナーに対しても、重大な影響を引き起こすことになるため、迅速な対応と予防策の実行が必要とされる。
梅毒や性感染症に関する情報を積極的に取り上げ、予防や早期発見に努めることが重要である。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/c266f1f14e72751fc173c9ba920db0f436413892