和歌山県でも、性感染症の梅毒感染者が増加していることが明らかになった。2022年の報告は37件で、約15年で10倍以上に増加している。特に20~40代で多く、早期の対応が重要とされている。
梅毒は、主に性的な接触で感染する病気で、感染初期には性器などにしこりができる。治療しないで3カ月以上経過すると、全身に発疹がでることがあり、抗菌薬で治療しない限り病原菌は体内に残る。
和歌山県では、3日に田辺保健所で無料で梅毒とエイズウイルス(HIV)の即日検査を実施する予定である。HIVは感染しても特に自覚症状がないため、血液検査による確認が必要である。
検査で早期発見した場合、服薬によりエイズの発症を予防したり、遅らせたりすることが可能である。県内で初めて報告のあった1986年から22年までの累計で、HIV感染者とエイズ患者の報告数は133件であった。
田辺保健所では、予約を必要とする検査・相談を行なっており、検査結果は1時間でわかる。感染予防として、定期的な検査受診が重要であることが強調される。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/61f7bcdb2fec264c2f103629b7da302d6cfda704