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梅毒、都内で過去最多の患者数 性感染症の増加傾向に注意喚起

都内において、性感染症の一つである「梅毒」の患者数が、昨年同時期の1188人に対して、今年に入ってから1422人にまで増え、検査態勢の強化と注意喚起が図られているという。

昨年の全国の報告数は3677人で、前年の1・5倍、2年前の2・3倍と増加傾向にあり、今年に入ってからも当該病の患者数が急増していることが分かった。

梅毒は性的な接触で感染するため性病であるが、患者の中には風俗店の利用歴や勤務歴がない人が3割もいるということから、市中で感染が広がっている可能性が考えられるとのことであった。

梅毒は初期症状がしこりなどであるものの、痛みを伴わないため気付かずに放置する例が多く見られ、放置された場合は全身に発疹ができ異常が表れる恐れがある。

また妊婦が感染すると、先天性梅毒を持った赤ちゃんが生まれる可能性もある。そこで都は、予約制の無料検査を行っている保健所やクリニックを活用するように呼びかけている。

そして急増する患者数に対して、来月からは区立を含む8か所で臨時の検査日を設けることが決定し、医療従事者向けの研修会も開催されることが明らかになった。

性感染症に詳しい尾上泰彦院長は、現在の梅毒は誰でも感染する可能性がある病気であることを指摘し、「治療薬があるので、不安があればすぐに検査してほしい」との呼びかけがされた。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e65479c65f304d6d7cac59d55fd2fd08bbb15732

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