マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマによって引き起こされる呼吸器感染症です。初期症状として発熱、全身倦怠感、頭痛などが現れ、咳が特徴的です。
感染経路は飛沫感染や接触感染によるものであり、特に幼児や小児がかかりやすいとされています。治療には細菌阻害薬が使用され、抗生物質には感受性がないため選択薬としてマクロライド系が用いられますが、最近ではマクロライド系抗菌薬に耐性をもつ耐性株の割合が増えつつあるため注意が必要です。
診断には、特異的IgM抗体迅速検査キットやPCR法、LAMP法といった方法があるとされています。国立感染症研究所によると、全国のマイコプラズマ肺炎患者の報告数は定点あたり0.08であり、青森県が全国の報告数の50%を占めていることがわかっています。
安井良則医師によると、感染力はそこまで強くないが、教室や家庭内などで感染が広がる可能性があることから、今後の感染者数の動向に注視が必要であるとしています。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/bfdc1bd211fabfcf19e60987a9452354632b9db6