埼玉県熊谷市は、女性の子宮頸がんを予防するためのヒトパピローマウイルス(HPV)感染予防ワクチン接種について、男性の費用助成を決定しました。これにより、県内で男性の助成を行う市は熊谷市が初めてとなると報じられました。
民間予防接種費用として1回あたり1万8千円までを助成し、男性も3回の接種が可能です。
HPVワクチンに対する男性の定期接種は日本ではまだ一般的ではなく、助成によりその実施が促進されることを期待しています。
中咽頭がんや肛門がんの発症予防につながることが分かっているため、男女の接種対象拡大に関する議論が行われています。熊谷市長も男女双方の定期接種拡大に意欲を示し、「オーストラリアでは、間もなく子宮頸がんを撲滅するという。男性にも効果があるワクチン接種を進めていきたい」と述べました。
助成開始は10月を予定しています。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e9437aa6099fdb3d7840d5b79cad603769a4626c