埼玉県熊谷市は、小学6年生から高校1年生相当の男子を対象とするHPVワクチン接種費用の助成を、10月から開始すると発表した。市内の対象者は4,143人で、このうち2%が任意接種を受けることを想定している。
HPVワクチンは、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルスの感染を予防することができる。女性の場合、公費で接種可能だが、男性の場合も肛門がんなどの原因になるほか、女性に感染させることで子宮頸がんの原因となるため、この助成により男性でも予防が可能となる。
市報などを通じて市民に周知し、助成を始めるとのこと。同市の市長は、「オーストラリアではこの取り組みの効果で子宮頸がんが撲滅に近いとまで言われている」と述べ、対策を進めていくとした。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e5c057659a40f8971057b28e8ba18e627707f0c4