本記事は、直レディースクリニックの竹村直也院長に陰部のできものについて聞いたものである。デリケートゾーンのできものは、毛嚢炎、ヘルペス、尖圭コンジローマ、バルトリン腺のう胞の4種類が多く見られる。
それぞれの症状や特徴は、毛嚢炎は皮膚に常在するブドウ球菌などにより、にきびのように膨れて血液や膿を出すことがあり、頻度は高くないが蜂窩織炎という状態に悪化するケースもある。
ヘルペスウイルスに感染し症状が出た場合、高熱や倦怠感、強い痛みなどがあり、抗ウイルス薬で内服することが多いが、完全に排除することはできず再発することもある。
尖圭コンジローマは多発性のいぼができ、治療には塗り薬や冷凍療法、レーザー蒸散、外科切除が用いられる。バルトリン腺のう胞は自覚症状がなければ経過観察となり、穿刺や切開して膿を出したり、小手術(開窓術、造袋術)を行う場合がある。
予防法として、デリケートゾーンを清潔に保つことや通気性のいい下着を着用することが挙げられる。最後に、自分で何とかしようとせず、病院に行って正しい処置をしてもらうことが大切であると述べられた。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/c27fae890d56c4968024fcabee4b7617d4f2722e