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日本初の中絶薬導入、社会的関心高まるもプロセスに疑問の声

現在、日本では中絶において時代遅れの手術「搔爬法」が主流であり、真空吸引法や中絶薬といった先進的な方法が普及していない。イギリスの製薬会社ラインファーマが、中絶薬「メフィーゴパック」の製造販売承認を申請し、専門部会で承認が下りたものの、社会的関心が高く慎重な審議が必要とされたため、パブコメの募集が5日後に開始された。

この募集期間は、緊急避妊薬のOTC化に比べて極めて短く、中絶薬の導入に抵抗を持つ保守的な立場にある産婦人科医や医学協会への配慮が足りないのではないかという感想を持つ。

現在の中絶手術が健康に悪影響を与えるうえ、完全に避妊を失敗することもあるため、より先進的な方法を導入する必要がある。真空吸引法は、医師でなくても取り扱いが可能な簡便な方法であり、麻酔もほぼ必要がなく身体への負担も少ない。

そのため、普及が求められるが、日本ではこの手法すら母体保護法指定医しか行えず、全例で全身麻酔が必要とされている。WHOやFIGOが「自宅で、自分で」服用することを認めている中絶薬「メフィーゴパック」についても、日本産婦人科医会は「母体保護法指定医師だけが扱える」とし、「手術と同等の10万円ほどの料金設定」が好ましいとの考えを示している。

中絶薬の導入は、望まない妊娠をした女性が、心身を傷つけず、早期に中絶することができるため、日本でも素早い導入が求められる。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/eabfc10d3a30b9ed4bf46358b6c6e346ecb73225

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