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バレーボール男子の藤井直伸選手、胃がんステージ4発表 その原因は目の不調ではなく脳の転移が原因

バレーボール男子日本代表の藤井直伸選手が胃がんのステージ4であることを発表しました。藤井選手は、目の不調から健康診断を受けたところ、胃がんと診断されました。

しかし、目が不調になってから胃がんがすでに進行しており、さらに転移していたため、藤井選手は手術を受けることができなかったとのことです。藤井選手の場合は、脳に胃がんが転移していたことで目の不調が引き起こされたとのことでした。

 

目の不調によって、体の異常が発覚することは意外とあります。例えば、糖尿病網膜症という目の病気は、糖尿病によって引き起こされるもので、初期段階では出血が少なく、症状がないため、糖尿病の人は眼科に通う必要があります。

また、風邪と関連するウイルス性の結膜炎、クラミジアなどによる目の感染症、白血病、高血圧、腎臓の病気、動脈硬化などが目の血管の異常を引き起こします。

さらに、リウマチなど体全体の不調とも関連するものがあります。

目の不調がある場合、視力検査や眼圧検査などの基本的な検査が行われ、黒目に傷がないか、白内障がないか、目に炎症がないか、網膜に異常がないか、視神経に問題がないかなどがチェックされます。

もし目の異常がなく、視覚にも異常があれば、MRIなどで目の奥を調べます。

目の不調には気づきにくい面があります。私たちは両目を開けて生活をしており、視野が欠けていることに気づきにくく、多少の欠損は脳が見えているかのように補ってくれるため、見えていることに気付きにくくなります。

このため、視野検査の結果を見ても、「私は見えている」という患者さんがいるそうです。また、視野が欠けていれば視力は落ちないため、気づかずに事故を起こしてしまうことがあります。

最後に、藤井選手の場合、胃がんが進行していたため、手術ができなかったそうです。がんの早期発見が重要なのはもちろんですが、それ以上に、定期的な健康診断や、体の異変にいち早く気づくことが、これからの健康管理には欠かせないことだと再認識させられました。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/hiramatsurui/20220301-00284439

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