日本における「女性の性と健康」の問題点が存在していることが指摘された。狭い選択肢の避妊法が広まっておらず、人工妊娠中絶の上昇、緊急避妊薬の入手困難などがあり、HPVワクチン接種率も低い。
さらにクラミジアの患者数が増加していることが明らかになった。こうした課題に対する解決策として、包括的性教育が注目され、UNESCOが作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」が示唆された。
包括的性教育は人間関係や人権、ジェンダーの理解、暴力、同意、健康と幸福、人間の身体と発達、性と生殖に関する健康などを理解し、科学的根拠に基づいたカリキュラムで進むものである。
早い段階からの性教育は健康的な行動を取ることにつながっていくことがわかっており、子どもが自然に疑問に思う点について家庭で少しずつ説明することからスタートする。
包括的性教育が今後、日本でも普及し、女性の健康と権利を確立するために必要な一つの道となることが期待される。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/shigemidaisuke/20201013-00202737