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1回の接種でも十分効果あり、「サイレント・キラー」子宮頸がん HPVワクチンの普及に大きな可能性 WHOも推奨スケジュールを更新

子宮頸がんの原因の多くを占めているヒトパピローマウイルス(HPV)感染を防ぐために開発されたHPVワクチンは、新たに1回接種でも高い効果があることがわかりつつあり、低・中所得国のHPVワクチン接種状況の改善が期待されている。

英国、オーストラリア、アイルランド、メキシコなど20カ国が、1回接種に切り替える計画を発表しており、2022年12月にWHOは、9~20歳の女性は1回または2回接種とするよう、HPVワクチン接種の推奨スケジュールを更新した。

HPV感染によって子宮頸がんを発症することがあるが、このがんは「サイレント・キラー」とも呼ばれ、世界で毎年30万人以上の女性が亡くなっている。

HPVワクチンは、2006年に実用化されたが、複数回の接種が必要であり、これまで低・中所得国のワクチン網の整備が遅れていた。しかし、コスタリカやインドでの研究結果などが発表され、1回接種でも十分な効果があることが明らかになってきており、女性がかかるがんとしては4番目に患者数が多い子宮頸がんの撲滅に向けた取り組みが進められることに期待したい。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e41bcb141d7376cc918db24dbf9bc40a0a424a1b

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