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政府が新型コロナ対策における消毒・除菌方法を公表、注意点も解説

政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、除菌や消毒のために使われる化学薬品や成分について正しい使い方を呼びかけた。一般的に、消毒剤は使用量や方法によって毒にも薬にもなるため、効果的な使用が求められる。

また、用途に合わせて人体や環境への影響が違うので、最新の情報を得ることも重要だ。米国の食品医薬品局(FDA)が2016年に示した例を挙げると、抗菌石鹸に含まれていたトリクロサンやトリクロカルバンが、有効性や安全性への疑義、耐性菌や環境ホルモンの危険性により、販売停止となった。

次亜塩素酸水については、改めて有効性が評価された。経済産業省は、新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会の最終報告を公表。

ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かしたもの(有効塩素濃度100ppm以上)と35ppm以上の有効塩素濃度の次亜塩素酸水は、物品面に対して新型コロナウイルスへの消毒・除菌効果があるとしている。

しかし、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムを混同すると有毒ガスなどの危険性があるため注意が求められる。使用方法については、物品表面の汚れをあらかじめ落とし、有効塩素濃度を推奨範囲内で使用し、拭き取ることが望ましい。

流水で使う場合は、有効塩素濃度が35ppm以上のものを使用することが推奨された。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200627-00185275

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