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10代向けの性教育から学ぶ、失敗しても人生の終わりではない

『10代のための性の世界の歩き方』は、子どもたちの性に関する疑問に寄り添いながら、身体の仕組みやケア、避妊、妊娠などについて解説した本です。著者の櫻井さんは、性教育講演を通じて大切にしていることや、自身の失敗経験を通じて子どもたちに伝えたいことについて話しました。

櫻井さんは、子どもたちが「正解」や「正論」の話を聞きたくないと考え、失敗経験を共有することの重要性を感じました。彼女自身が21歳の時に予定外の妊娠を経験し、「人生詰んだ」と感じたそうです。

しかし、後に看護師の資格を取り、評価が上がったことで、失敗しても人生が終わるわけではないことを伝えたいと思っています。

櫻井さんの失敗を打ち明ける姿勢は、相談しやすさを生み出すと感じます。彼女は学生に対して講演を行っており、妊娠や中絶を経験した学生から「打ち明けやすくなった」という声をいただいているそうです。

櫻井さん自身も親として、「妊娠不安」に対面した経験があります。娘の生理用品が減っていることに気づき、妊娠の可能性について尋ねたところ、娘は心配していたことを打ち明けました。

この経験から、櫻井さんは冷静に対応することの難しさを感じました。子どもたちが打ち明ける時には厳しい言葉を口にし、彼らを傷つけることもあるかもしれないと考えているようです。

また、社会の中で女性が一人で産んで遺棄する事件が報道されることがありますが、櫻井さんは社会がこれらの事件をどのように受け止めるべきかについても考えています。

彼女自身が21歳の看護学生として予定外の妊娠をした際には攻撃的なコメントが寄せられましたが、避妊方法には100%の確実性はなく、男性用コンドームでも失敗することがある現実を指摘しています。

『10代のための性の世界の歩き方』は、子どもたちの疑問に寄り添う漫画と大人向けのコラムが組み合わさった本です。性教育を通じて失敗経験を共有し、子どもたちが安心して相談できる環境を作ることが大切だと感じました。

また、社会的な不寛容から離れ、性についての話し合いを増やすことも重要です。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/5f79fdc61ed60e00794d180dfcbb3a323e671354

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