このニュース記事では、現在国内で麻疹の感染者が増加していることが報告されています。麻疹は非常に感染力が強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100％発症すると言われています。
過去には2007年から2008年にかけて大流行がありましたが、ワクチン接種などの対策によって感染者数は激減しました。しかし、新型コロナウイルスの流行によって、ワクチン接種の控えや人の往来の活発化によるウイルス流入のリスク増加などが懸念され、感染者が増える可能性があります。
麻疹を引き起こす麻疹ウイルスは非常に伝染しやすい特徴があります。空気感染が可能で、感染者の呼気や咳などにウイルスが排出されるため、予防接種などの対策を取らない場合には患者1人から12～18人に感染すると言われています。
また、麻疹ウイルスは特定のタンパク質に作用することで感染し、全身に広がっていきます。
麻疹の致死率は先進国では低いですが、発展途上国では5％を超えることもあります。感染後には免疫抑制が起こり、正常に戻るまでに2～3年ほどかかることも報告されています。
麻疹は感染力が非常に強く、免疫を持っていない人には重篤な症状を引き起こす可能性があるため、予防が非常に重要です。予防接種を受けることや感染リスクの高い状況では注意をすることが大切です。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/59375d0aa5626c35b317d23756f32778b058e893
