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梅毒の感染拡大、先天梅毒の報告数が増加 女性患者が増えている傾向

性感染症の梅毒の感染拡大が止まらないというニュースです。特に20~30代の女性患者が全体の4分の1を占めており、感染した妊婦から胎児に感染する「先天梅毒」が懸念されています。

先天梅毒の報告数も増加しており、今年3月までには6人に上っています。感染した妊婦が治療をしても母子感染を完全には防げないとされています。

梅毒は感染した場合に性行為やキスを通じて他の人にも感染する可能性があります。国内の患者数も増加しており、東京都が最も多いですが、大阪府や北海道、宮崎県でも多く報告されています。

特に女性患者の増加が大きな特徴であり、20代の感染者が最も多く、妊婦も含まれています。川名敬主任教授によれば、本人が気づかないうちに感染し、妊婦健診で初めて発覚するケースが多いとのことです。

妊婦の検査は重要であり、妊娠を考える女性は妊娠前に検査を受けることが推奨されています。血液検査で梅毒の感染を調べることができ、保健所では無料で受けることができます。

梅毒の治療は現在、ペニシリン系の抗菌薬を4週間程度服用するのが主流ですが、感染した妊婦が治療をしても14%は母子感染する可能性があり、治療をしなかった場合には約40%が感染するとされています。

梅毒の流行は、日常生活でも感染が広がっている可能性があるため、性行為や性的接触をしている人であれば、誰でも感染する恐れがあります。不特定多数の人と性行為をするだけでなく、配偶者や恋人からも感染することがあるため、妊娠を考える女性やパートナーは妊娠前に検査を受けることが重要です。

梅毒の症状には、性器や口に硬さのしこりができるものや全身に発疹が出るものなどがあります。早期に抗生剤で治療すれば回復することができますが、放置すると重大な合併症を引き起こして命を落とすこともあります。

また、一度かかったからといって終生免疫が付くわけではなく、何度も感染する可能性があることも注意が必要です。

全ての人にとって梅毒の感染予防は重要であり、妊娠前の検査や適切な治療を受けることが大切です。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e18b6814dc4afa387046c694f811c8ee6a480bd7

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