男性更年期障害について、順天堂大学大学院の堀江重郎教授が解説した。男性更年期障害は、テストステロンの低下によって起こる不調で、加齢性腺機能低下症、LOH症候群とも呼ばれる。
女性の更年期障害は閉経前後のおよそ10年間に起きるが、男性の場合は20代が分泌のピークで、中年期以降に穏やかに減少していくため、男性の場合は早ければ30代から、80代、90代までどの年代でも障害が起きる可能性がある。
症状も長く続くことが多く、女性の更年期のように時間がたてば治るというものでもない。堀江先生が担当するメンズヘルス外来を受診する男性には、パートナーと一緒に来院するパターン、うつ病の有病者、メディアを読まれて来院する人がいる。
男性更年期障害について、パートナーが異変に気付き、受診を促すことが多い。また、うつ病の有病者は、心療内科で治療を受けたけれど、あまりよくならなかったパターンが多い。
最近は、メディアを読まれて『もしや』と来院する人が増えている。男性更年期障害について、正しい知識を持ち、パートナーをサポートすることが大切だと感じた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/995042df4bf7b693356e4452023989547ed6955c