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“男性も子宮頸がん予防に有用なHPVワクチン接種が必要 ―日本はHPVワクチン接種率で遅れに遅れる―”

HPVワクチンは、子宮頸がんを含む悪性腫瘍の予防に有効なワクチンです。しかし、副反応の報告や安全性への懸念から、日本ではHPVワクチンの接種率が低くなっています。

実際に、2019年時点での接種率は1.9%に留まっています。しかし、HPV感染による悪性腫瘍の割合は子宮頸がんだけでなく、腟がん、陰茎がん、肛門がん、咽頭がんと広範囲に及びます。

特に、咽頭がんは男性にも頻繁に発症することから、男性のHPVワクチン接種が注目されています。HPVワクチンは、男性においてもHPVの感染を予防することがわかっており、アメリカFDAは9〜26歳の男性に対して、陰部疣贅の予防目的でHPVワクチンのガーダシルを承認しています。

また、HPVワクチンの接種は、接種していない者にも免疫効果があることが明らかになっています。つまり、接種率が上がることで、集団免疫効果が期待されます。

性的行為によって感染するHPVワクチンですが、男性含め、性病検査キットなどを利用して、早期発見・予防を心がけることが大切です。

ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/cd309fc382b7d65171dd0dc9231710c391a21d2a

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