政府が次亜塩素酸水とジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの新型コロナウイルスへの消毒・除菌の有効性を確認し、最終的な評価を発表した。医薬品や消毒剤は、正しい使い方次第で毒にも薬にもなることを心得る必要がある。
また、一般に、多く使えば効果が強く現れるが、同時に人体や環境への害も大きくなる。ウイルスや細菌の種類ごとに効果が異なるため、最新情報を得る必要がある。
食中毒予防のため、新型コロナウイルス以外のウイルス・細菌に対する効果も知る必要がある。消毒・除菌の言葉の使い方にも注意が必要。日常生活での使用に適した消毒剤としては、次亜塩素酸水(有効塩素濃度35ppm以上)やジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かしたもの(有効塩素濃度100ppm以上)がある。
ただし、次亜塩素酸ナトリウムは使用法を誤ると有毒ガスが発生するため注意が必要である。次亜塩素酸水と塩素系漂白剤などを混同しないようにし、使用時には注意を怠らないようにすべきである。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200627-00185275/