性感染症の一つである「梅毒」が、都内で増加していることが報告された。現在、都内では1422人の感染者が確認されており、前年同時期と比べて2割以上も増加している。
この増加に対し、都は検査場所の増加やオンライン研修などによる対応を強化している。梅毒は、1960年代後半に国内で流行してから減少に転じたが、2011年ごろから再び増加傾向にある。
全国でも問題となっており、22年には1万3228人の感染者数が確認され、そのうち都内でも3677人と最も多かった。今年に入ってからも増加スピードが速まっており、男性が多い20~50代、女性は20代が66%を占めている。
梅毒に感染すると、性器や口にできものやしこり、ただれができることがある。治療しなくても症状は消えるが、後に心臓や血管、神経などに異常が表れることがあるので注意が必要である。
検査は、都新宿東口検査・相談室や各保健所などで無料、匿名で受けることができる。性病は誰にでもかかる可能性があるので、定期的な検査を受け、適切な対応をすることが大切である。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/e77abb0f5cbc8d3acd2708fb33c8a22416ecd784