北朝鮮で性感染症が蔓延しているという報道がありました。コロナ禍の中でさまざまな問題が生じていますが、性感染症まで広がっているということは深刻な状況です。
北朝鮮の住民からは、最近、梅毒や淋病などの性感染症が急速に広がっているという声が上がっています。このため、中央政府からは各地方の防疫当局に対策を講じるように指示が出されたそうです。
保健省や自治体の関係者、病院の幹部、警察などからなるタスクフォースが設立されて実態の調査や治療にあたるようです。
この住民によると、1990年代にも性感染症の問題がありましたが、積極的な治療と予防によってほとんど消えたとのことです。しかし、最近では売春行為が増えたことで再び感染症が増加しているようです。
北朝鮮では売春は違法であり、売春行為を行ったり助長したりすると罰則があります。しかし、生活苦から抜け出せない人々は処罰のリスクを承知で売春を行っていると指摘されています。
この問題の背景には、慢性的な経済難と庶民の生活苦があります。住民は、政府が国民の生活苦を解消するための抜本的な対策を講じることが必要であり、それが売春や性感染症の問題の改善に繋がると主張しています。
性感染症の蔓延は一人一人の健康や社会全体の安定にも大きな影響を与えます。北朝鮮の当局は、この問題に真剣に取り組んでいく必要があります。また、予防や治療に関しても、適切な対策が必要です。
性病検査キットの利用や性教育の普及など、積極的な取り組みが求められています。
ソース記事：https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20210908-00257035
