デリケートゾーンのかゆみやムズムズ感について、産婦人科医の八田真理子先生が解説しています。この問題は意外にも更年期世代に多く見られるようです。
VIO脱毛によるかゆみの改善について、八田先生は「脱毛してもかゆみの改善は期待できない」と述べています。デリケートゾーンの陰毛は大切な役割を果たしているため、脱毛によって肌の擦れやかぶれの原因になることもあるようです。
また、ショーツの素材についても八田先生はコットンが良いとの意見を述べています。通気性が悪く肌に負担をかける素材は避けるべきです。ストッキングやタイツによる蒸れもかぶれの原因となることがあります。
硬いデニムの着用もデリケートゾーンのかゆみや蒸れの原因となる可能性があることを八田先生は指摘しています。フレアスカートなど風通しの良い服装を選ぶことが良いとされています。
おりものシートや尿もれシートの使用もかゆみの原因となることがあります。これらの刺激によって炎症が引き起こされ、デリケートな肌が傷つけられることがあるようです。
加えて、カンジダ菌の繁殖もかゆみの原因となることがあります。カンジダ菌は体調不良やストレスなどにより増殖し、デリケートゾーンで炎症を引き起こすことがあります。
特に腟の中は温度が高く湿り気があるため、カンジダ菌が繁殖してしまうことがあります。カンジダ菌の繁殖の原因は蒸れやきつい下着の他にも、風邪や疲労、ストレス、糖尿病、ステロイド剤使用などが挙げられます。
カンジダ菌の腟内での繁殖が問題となる場合は、婦人科を受診し治療を行う必要があります。市販の薬を自己判断で使用すると悪化する可能性もあるため、注意が必要です。
以上がデリケートゾーンのかゆみやムズムズ感に関する解説です。次回は肛門のかゆみについて八田先生が教えてくれる予定です。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/438b4d2e1ed9b3b041b33519274b4be91da0b9b1